沼高日誌2021

教育実習生による地理の授業実践

 5月31日~6月18日までの3週間、本校に教育実習生が来て多くのことを学んでいただきました。
2年地理では、ICTの積極的活用を授業実践に取り入れ、生徒は教育実習生の授業に真剣に取り組んでいました。今回はGIS(地理情報システム)を使用して、「景観写真から読み取れる気候区分」に焦点をおき、生徒は、Google Earthから現地に行きスクリーンショットをして、その写真を使用してスライドを作り全員で共有する内容にもチャレンジしました。また、今後の状況を考え実習期間中1度、校内でGoogle Meetを使用してのオンライン授業を指導担当の指導の元、実践しました。
 3週間あっという間でしたが、教育実習生はクラス生徒とも距離を縮め、最後にはクラスサプライズの本校誇りの「五常の鐘」前で、校歌を電子ピアノで弾き感謝の気持ちを込め手拍子を入れ送りました。
3週間ありがとうございました!

  

 

・校内オンライン授業の実践の様子 (生徒は各クラスに5名程度にわかれ授業を受けました。)

  

・最終日、クラスサプライズによる校歌斉唱(五常の鐘前での校歌演奏と委員長挨拶)

〈教育実習生より〉
沼田高校での教育実習を振り返ると,本当に色々なことに挑戦させていただいたことを嬉しく思います。今回の実習では,コロナウイルスの影響で昨年行った実習では難しかった生徒とのコミュニケーションと,一人一台端末を生かしたICTを活用した授業を特に意識しました。生徒との関わりでは,授業に加え,HRや休み時間,部活動などで生徒とコミュニケーションをとる中で少しずつ生徒との距離が縮まるのを感じ,嬉しく思いました。ICTを活用した授業としては,動画学習やGISサイトの活用を取り入れたほか,オンライン授業を実践しました。色々と挑戦していく中で失敗も多くありましたが,多くの学びを得るとともに,実習を通して成長することができました。また,教科や生徒指導以外にも,たくさんの先生方にご指導いただき,教員という仕事の難しさと,その魅力を改めて実感することができました。今回の実習で得た貴重な経験を,自分の教員人生に生かしていきたいと思います。3週間,本当にありがとうございました。