第13回お弁当甲子園 

鎌倉女子大学・高校生新聞社主催の「第13回お弁当甲子園」おいて、本校1年生から熊川陽登さん「私から姉と妹へ ハンバーグ弁当」が特別審査委員賞、坪井颯佑さん「私から男子高校生諸君へ 最強モテ筋弁当」が入選を受賞し11月3日(日)に鎌倉女子大学で行われた表彰式に出席しました。男子校として応募する最後の挑戦。全国307校、応募総数11,269作品の中から今年は2名の生徒が受賞できたことは嬉しい限りです。

   特別審査委員賞

 「私から姉と妹へ ハンバーグ弁当」

 お弁当に込めた想い

 夏休み中、私は両親が仕事でいないのと、姉妹との仲も良くないためお昼ごはんは一人で食べることが多いです。そんな中、前日にあまり話すことのない妹がハンバーグを作ってとおねがいしてきました。私も最初は面倒くさかったのですが、なぜかその気になりお母さんにひき肉を買ってきてとおねがいしました。ハンバーグを作る当日になり、いざ始めようと思ったら、玉ねぎはないや作り方が分からないやで30分ほどたっていました。いざ作り始めても分量が分からず、ずっとハンバーグ作りのサイトを見てるだけでした。なんとか作り終わり、妹に食べてもらったら「おいしい」と好評でした。一つのお弁当で妹との仲が縮まり食べ物ってすごいんだなと思いました。

 

  入選

 「私から男子高校生諸君へ 最強モテ筋弁当」

 お弁当に込めた想い

 私がこのお弁当に込めた想いは、「筋肉」です。部活後の運動部の男子高校生がいかにお手軽に筋肉をつくることが出来るかを考えたときに、いかに簡単に作れて素早く栄養が摂れるかが重要だと気付きました。最強の筋肉をつくるために、タンパク質、炭水化物、汗で流れ出た塩分を摂取するために、めんつゆにつけた煮卵を入れ、運動後に必要な栄養をガッツリ摂れる、最高効率弁当が完成しました。これを運動後に食べるだけで、私だけでなく世の中の男子高校生がマッチョになり、バキバキの体を手にすることができます。男子高校生諸君、一緒にバキバキのシックスパックを手に入れて、最高の青春を手に入れてみないか?

 

 

沼田高校では3年前から家庭基礎の夏休み課題としてホームプロジェクト、総合探究と絡め1年生が取り組んでいます。ありがたいことに第11回は入選、第12回では佳作を受賞しているので、先輩に続け!と男子校ならではの盛り上がりがあります。もちろん料理が苦手な生徒もいますが相手を想い、献立を考えできる範囲で丁寧に取り組むことを目標としています。

 生徒からは、「今回お弁当を作ったことでできることが増えたのでまたお弁当作りにチャレンジしてみたい」「美味しいと言ってもらえて嬉しかったので、自分も言葉で伝えようと思う」「作る相手によって献立を考えたりするのは難しかったが相手の好みの献立にするために好きな食べ物を聞いてみたりして相手のことを知ることもできた」「料理は頭を使うものだと分かった」など食に対して興味関心が高まった様子が伺える感想が多くありました。当たり前のように食べていたお弁当。保護者の方への感謝も忘れないでほしいと思います。